今、日本社会では、空き家問題が深刻化しています。ignitizeconsulting.com さんがおもてなしのトレンドについて書いています。
空き家は増加傾向にあり、これからも増え続けると予想されていますが、空き家問題を解決するべく誕生したのが「さかさま不動産」なのです。
従来の不動産の形とは違う「さかさま不動産」とはどのようなものなのか紹介していきたいと思います。
従来の不動産とは?
空き家問題が深刻化している昨今ですが、従来の不動産とはどのようなものかご存知ですか?
これまでの不動産といえば、物件を貸したい人が、物件情報などを借りたい人に向けて発信するものです。
この形式に見慣れた人であれば、当たり前かと思いますが、この方法ですと、さまざまな問題を抱えています。
今回、そんな従来の不動産を再考したさかさま不動産とはどのようなものなのでしょうか。
さかさま不動産とは?
さかさま不動産とは、これまでの不動産の形式、貸したい人と借りたい人の関係をさかさまに捉えて、不動産事業を展開されている企業のこと。
2018年から、クラウドファンディングを開始し、2019年には、サービスの運営を開始。
サービスを開始してから、まだ浅いのですが、すでに多数のマッチングを実現しているなど、そのサービスの素晴らしさが認知されつつあります。
これまでの不動産をさかさまに捉えたとはどのようなことなのかは後ほど紹介しますが、従来の不動産の在り方ではなぜいけないのでしょうか。
大家さんは不動産情報を出したくない
驚いてしまうかもしれませんが、大家さんは自身が所有している不動産の情報を出したくないようです。
できるだけ情報を発信して、借り手を集い、空き家を埋めたいと考えるのが、大家さんの心情だと思いますよね。
ですが実際に、不動産情報に載っていない空き家が数多くあるそうです。
大谷さんが情報を公開したくない理由に、住所が特定されることで、物件への侵入リスクがあるということ。
特に、人の少ない地域ですと、その危険性は増してしまいます。
また、だれの空き家がわかってしまうので、実家を捨てるのか、お金に困っているのかなど想像されて、ご近所トラブルなどを招いてしまうことにもつながりかねません。
実際に、さかさま不動産代表の水谷さんが、不動産情報に載っていない空き家の多さに驚いたとともに、このサービスの提供を思いついたようです。
借りたい人の情報を公開
少しためてしまいましたが、さかさま不動産とは、借りたい人の情報を公開するというものです。
従来の不動産とは違い、借りたい人の情報を、貸したい人が見ることで、安心して貸し出せるということですね。
空き家の情報を公開したくないと考えている人も、貸したくないというわけではなく、必要としている人には、貸したいと考えています。
このように活用してくれるなら貸したいと思っているので、さかさま不動産の形だと大家さんも安心して貸し出せるというわけです。
空き家問題を解決
さかさま不動産によって、これまで使われることがなかった空き家が再活用され、空き家問題を解決に進めることができます。
また、これまでさかさま不動産を利用してマッチングした、多岐に渡る人々がコミュニティを作り出しているとのこと。
マッチングした人が、また人を呼んで街を盛り上げるというムーブメントが起きているそうなんです。
ただ空き家を埋めるだけではなく、こうして街づくりまでできるというのは、本当に素晴らしいですね。
使い方も紹介
利用方法は、非常に簡単なものとなっています。
さかさま不動産の公式サイトから、借りたい人、貸したい人に分かれているので、フォームに回答すればいいだけです。
借りたいという熱い想いを書き込んでください。
あなたの想いに突き動かされた方から、返信があるはずです。
まとめ
日本における空き家問題は、これからますます増加していくといわれています。
かつてとは違い、負動産と言葉が生まれるほど、物件を持つということのデメリットは多くなっているのかもしれません。
さかさま不動産によって、空き家問題が解決していき、目的を持った人たちが借りることで、街が活性化していく姿を見れるのは、嬉しいですね。