ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介

防災グッズとして必要か?ポータブル電源の選び方

日本は地震大国とも呼ばれいつ巨大地震が起こってもおかしくない状況ですが、残念ながら約半数の家庭しか防災対策をしていないと言われています。

非常食や持ち出し袋の用意をしている人は多いものの、停電が起こったときの対策を考えている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、停電が起こっても調理や温度調節、スマートフォンの充電をして情報収集に活かせるポータブル電源の重要性について解説していきます。

 

結論からお伝えするとポータブル電源は防災対策グッズとして購入したほうが良いので、なぜ必要なのか、どうやって商品を選べばよいのかお伝えします。

そもそもポータブル電源とは何なのか

そもそもポータブル電源とはどんなものか?
ポータブル電源とはどんなものか?

ポータブル電源は持ち運びできる電源のことで、充電しておけば屋内だけでなく屋外でも利用できます。

さまざまな電子機器に電力を供給できるモバイルバッテリーのような物ですが、使い勝手がまったく異なります。

 

ポータブル電源

モバイルバッテリー

容量

大型の電化製品にも利用可能

小型の電化機器に利用可能

接続端子

コンセント
USB
シガーソケット

USB

充電方法

コンセント
シガーソケット
太陽光

USB端子

価格

高い

安い

重量

持ち運びに工夫が必要

ポケットにも収納可能

用途

非常時の電源
アウトドア

小型電子機器の充電

発電機も非常時の電源として有効ではあるものの、ガソリン燃料が必要なので備蓄がなければ災害時に利用できません。

ポータブル電源は充電さえしておけば屋内、屋外問わずどこでも利用できるので、非常時に電源供給ができない時でも普段通り電化製品を使えるのが魅力です。

 

ポータブル電源さえあれば消費電力の多い電化製品も自由に使えるので、災害時の備えだけでなくアウトドアにも利用できますよ。

 

なぜポータブル電源は災害に必要なの?停電時に役立つ5つの理由

なぜポータブル電源は災害に必要なの
なぜポータブル電源は災害に必要なの

大規模な災害が起こるとライフラインが止まってしまい、電力や通信、水道やガス供給など多くの場面で影響を受けてしまいます。

食料や水は支援物資が届くまでの間備蓄でしのぐこともできますが、電気やガスは個人ではどうにもなりません。このような非常時に便利なのがポータブル電源なので、災害や停電時に役立つ5つの理由を紹介します。

  1. スマートフォンの充電ができる
  2. ストーブやエアコンなどで温度調節ができる
  3. 調理家電を使い温かいご飯を食べられる
  4. 停電時でも食料の腐敗を防げる
  5. 普段通りの生活で心の安全を保てる

火山学の第一人者でもある京都大学名誉教授によると今後20年以内に3つの災害が起こる可能性があると言い切っているため、いつ起きてもおかしくない大災害への備えを個人でも進めていかなければいけません。

では、電力や通信には欠かせない電気を生み出すポータブル電源の重要性を、詳しく解説していきます。

 

1.スマートフォンの充電ができる

スマートフォンの充電ができる
スマートフォンの充電

1人に1台の所有が当たり前となったスマートフォンですが、災害時に充電するために列ができているニュースを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

災害が起こると身の安全を心配し通常時よりも連絡の頻度は増すため、たとえフル充電していたとしてもすぐに充電は切れてしまいます。

人との連絡以外にも、スマートフォンは重要な役割を果たします。

  • 緊急速報や災害情報の取得
  • 懐中電灯の代用
  • FMラジオで最新情報の取得
  • 保険請求のための写真や動画撮影
  • 災害アプリや災害マップの利用

現代社会においてスマートフォンは非常に重要な役割を果たしているため、ポータブル電源があれば災害時でも安心して充電し連絡や情報収集に役立てられます。

2.ストーブやエアコンなどで温度調節ができる

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介
電気毛布が使用できます

夏に災害が起こった場合は熱中症、冬に災害が起こった場合は暖房が利用できないため健康に悪影響を及ぼしてしまいます。

しかし、ポータブル電源があれば暖房器具やエアコン、扇風機など温度調節ができる電気を利用できます。

  • ストーブや電気ヒーター
  • エアコンや扇風機
  • 電気毛布
  • 電気こたつ
  • 保温・保冷ボックス

普段は何気なく使っていても温度調節できる電化製品は多岐にわたり、使えなくなると困ってしまうものです。

災害の規模が大きいほど電気の復旧には時間がかかるので、温度調節ができると熱中症などのリスクを軽減できます。

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介
ストーブが使えます

3.調理家電を使い温かいご飯を食べられる

調理家電が使える
ポータブル電源で調理家電が使える

災害が起こると精神的負担が大きくストレスが溜まり、非常食や支援物資が喉を通らないケースもあります。

しかし、ポータブル電源があれば簡易的ではあるものの日常生活同様に温かい食事が食べられるので、非常時のストレスを食事の面で軽減することも可能です。

  • IH調理器具
  • 電子レンジ
  • ケトル
  • ホットプレート
  • 炊飯器

温かいスープや飲み物を摂取するとリラックス効果があり、非常時のストレスを緩和する効果が期待できます。

電気とガスが止まってしまうと食事を摂ることが難しいものの、ポータブル電源さえあれば温かいご飯を食べリラックスできますよ。

4.停電時でも食料の腐敗を防げる

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介
冷蔵庫は必需品です。

停電が起こると冷蔵庫が使えなくなり、すぐに中に入っている食材の腐敗が進んでしまいます。

しかし、ポータブル電源があれば冷蔵庫が使えるので、非常食以外の食材も有効活用できます。

  • 食材の鮮度維持
  • 冷たい飲み物を飲める
  • 食材の無駄を減らす

夏場に災害が起き停電した場合、すぐに食材が腐り始め異臭が快適な生活を妨げてしまうかもしれません。

ポータブル電源があれば災害時の生活維持に役立つので、比較的日常に近い食生活を送れます。

5.普段通りの生活で心の安全を保てる

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介
ポータブル電源があれば日常に近い生活を送り心理的な負担を軽減できる

当たり前のことですが災害が起こり停電してしまうと、照明や電化製品、PCやスマートフォンなど日常生活で利用しているものが使えなくなってしまいます。

電気に頼り生活している現代人がいきなり電気を使えなくなってしまうと、当然ながらストレスが溜まってしまいます。しかし、ポータブル電源で電気を供給すると普段通りの生活に近づけ、心の安全が守られるのもメリットの1つです。

  • 普段通りの生活に近づけることで安心感が生まれる
  • 生活の規則性やルーティーンを維持できる
  • 普段通りの生活リズムや食事の確保で、健康を維持できる

非常事態において心の健康を保つことは非常に重要なので、ポータブル電源があれば日常に近い生活を送り心理的な負担を軽減できること間違いなしです。

 

防災用にポータブル電源を選ぶ5つのポイント

ポータブル電源を選ぶポイントとは?
ポータブル電源を選ぶポイントとは?

ポータブル電源は商品ごとにサイズや重量、バッテリーの容量が異なるため、生活スタイルに合わせて購入しないと思ったほどの効果を得られません。

防災用に購入するのであれば「いかに普段通りの生活を送れるのか」を重視し商品を選ばなくてはいけないので、選ぶ際に確認する5つのポイントを紹介します。

  1. バッテリーの容量
  2. ポータブル電源の価格
  3. サイズと重量
  4. ポートの数と種類
  5. 安全性が高い商品か

使用用途に合わせて購入しなければ防災用品として意味がないので、利用シーンを具体的に想像してみるのが1番です。

どのような基準でポータブル電源を選べばいいのか、詳しく解説していきます。

バッテリーの容量

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介ポータブル電源にはピクニックやキャンプ用など蓄電容量が少ないものから、冷蔵庫やエアコンを動かせる蓄電容量のものまで存在します。

防災対策で購入するのであれば容量は大きい商品を購入しないと、すぐに電池切れを起こし困ってしまいます。

 

どのくらいの容量が必要なのか、1時間の消費電力にあたるWh(ワットアワー)で容量の目安を紹介します。

ノートパソコン

300~500Wh

日帰りキャンプ・ピクニック

400~500Wh

2泊3日のキャンプ

700Wh~

防災目的

1000Wh~

重要なのは何を充電するのか、何に電気を供給するのか考えたうえで適切な容量を考えることです。

防災目的でポータブル電源を購入する場合は、かならず1000Wh以上の大容量タイプの商品を選んでください。

ポータブル電源の価格

災害が起きたときに備えて購入する場合「普段は使用しないから少しでも安い商品がいい」と考えてしまいますが、性能が良い商品の値段は高くなってしまいます。

容量やメーカー、機能性などで値段は変わってきますが、容量に応じた価格の目安はあります。

小容量(300Wh未満)

2~4万円

中容量(400~600Wh)

5~10万円

大容量(600Wh以上)

15万円以上

価格はあくまでも目安ではあるものの、容量が大きく性能が良い商品ほど価格は高いです。

しかし、価格が高い商品は容量が大きく災害時に数日間自宅で過ごすことも可能なので、ニーズに合った商品を選びましょう。

サイズと重量

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介いざというときに備え高性能のポータブル電源を購入したい気持ちはわかりますが、性能が良いほどサイズが大きく重くなってしまいます。

あまりにも重いと持ち運びが困難になり負担に感じてしまうので、外に持ち運べるのかも含め検討したほうが良いです。

 

サイズと重量はどのくらいなのか、人気のあるJackeryというメーカーの商品で紹介していきます。

容量

サイズ

重量

240Wh

230×133×167㎜

3.1㎏

400Wh

230×153.2×167.3㎜

4.1㎏

708Wh

299.7×191.5×190.5㎜

6.8㎏

1002Wh

332×233×243㎜

10.6㎏

1534Wh

355×265×253㎜

16㎏

屋外にポータブル電源を持ち運ぼうとした場合10㎏の重さがあると負担に感じる人もいるため、持ち出す際負担にならない重量なのかも考慮して商品を選びましょう。

ポートの数と種類

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介

ポータブル電源には電気を出力するためのポートがついており、商品ごとに数やポートの種類が異なります。

「どの商品を」「同時に何台」「どこで」利用するのかを考え、用途に合った商品を選びましょう。

  • ACポート
  • シガーソケット
  • USBポート
  • DCポート

屋内で使用するだけなら家庭用コンセントが充電できるACポートだけでも問題ないものの、USBポートがあればスマートフォンの充電も同時にできます。

利用シーンを想定し、使い勝手のよい商品を選んでくださいね。

安全性が高い商品か

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介ポータブル電源を選ぶ際つい性能や価格に目が行ってしまいますが、安全性も非常に重要です。

少し前にモバイルバッテリーの発火や爆破事故がテレビ等で取り上げられましたが、当然ポータブル電源にも起こり得る事故です。

  • リチウムイオンバッテリーの制御機能装置付き
  • ライフサイクルが長い製品

上記のポイント2つを抑えると繰り返し使っても電池の劣化しにくいため、安全性が保たれます。

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介

過充電や過放電を防止する機能を搭載している商品もあるので、より安全性が保たれます。

 

防災に最適なおすすめのポータブル電源3選

防災にポータブル電源が必要だと感じても、さまざまなメーカーからたくさんの商品が販売されているため「どれにしよう」と迷ってしまいますよね。

そこで、ポータブル電源の購入を悩んでいる人向けに、容量がまったく異なる3つの商品を紹介します。

  1. BLUETTI「EB3A超小型ポータブル電源」
  2. Anker「Solix C1000 Portable Power Station」
  3. Jackery「ポータブル電源 2000 Plus」

容量が少ない商品は屋外でも使いやすい、容量が大きな商品は災害時に多くの家電を使えるメリットがあります。

家庭ごとにおすすめの商品が異なるので、利用シーンを考えながら商品をチェックしてみてください。

BLUETTI「EB3A超小型ポータブル電源」

わずか4.6㎏と軽量でありながら天面のワイヤレス充電とあわせると6種類、合計9つのデバイスを同時に充電できるBLUETTIのEB3A。

冷蔵庫や液晶テレビなど600W以下の家電であれば難なく電気を供給できるので、1泊2日のキャンプや防災時の備えに役立ちます。

 

専用アプリを使えば使用状況や出力のオンオフも簡単にできるので、商品の性能や特徴を詳しく解説していきます。

容量

268.8Wh

定格出力

600W(瞬間最大1,200W)

バッテリー

リン酸鉄リチウムイオン電池

サイズ

25.5×18×18.3㎝

重量

4.6㎏

出力ポート

AC×1
5521出力 12V/10A×2
シガーソケット×1
USB-A×2
USB-C×1
ワイヤレス充電×1

価格

26,800円

充電時間

1時間弱

公式サイト

 

紹介したのはBLUETTI史上最少の最計量モデルなので、子どもや女性でも無理なく持ち運べるのが魅力です。

性能は落とさずに価格も抑えたいという人におすすめの商品なので、まずはポータブル電源を試してみたいという人でも気軽に購入できます。

 

価格は高くなってしまうものの上位モデルのEB70Sはより性能を重視する人におすすめなので、両方を比較し利用シーンにあわせて購入してください。

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Anker「Solix C1000 Portable Power Station(ベージュ)」

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Ankerが販売しているSolix C1000 Portable Power Stationはコンパクトな形ベージュ色の見た目から、女性が持ち歩いても可愛い仕様になっているのが特徴です。

一般的な同容量サイズよりも約15%小さいことから、持ち出しだけでなく自宅で保管する際も邪魔になりません。

 

AC出力が6個搭載されており災害時にも役立つので、商品の性能や特徴を詳しく解説していきます。

容量

1056Wh

定格出力

1500W(瞬間最大2000W)

バッテリー

リン酸鉄リチウムイオン電池

サイズ

37.6×26.7×20.5㎝

重量

12.9㎏

出力ポート

AC×6
USB-C×2
USB-A×2
シガーソケット×1

価格

133,900円

充電時間

約58分
※専用アプリで超急速充電モード設定時

公式サイト

 

ほかのポータブル電源とは違い100%フル充電した状態で保管できるため、いざというときも商品の性能を発揮できるのが魅力です。

専用アプリから充電や供給状況の確認、入力スピードの操作もできるので、最新機能搭載のコンパクトなポータブル電源を探している人におすすめの商品です。

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Jackery「ポータブル電源 2000 Plus」

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ポータブル電源やソーラーパネルを販売するJackeryのポータブル電源 2000Plusは、充電しながら電力を供給できるため災害時に役立つ商品です。

性能はもちろんですが365日経過しても自然放電は10%ほどと少なく、長期保管していても必要なときに十分な電力を供給できます。

 

本気で防災をするなら購入必須といえるほどおすすめのポータブル電源なので、商品の性能や特徴を詳しく解説していきます。

容量

2042.8Wh

定格出力

3000W

バッテリー

リン酸鉄リチウムイオン電池

サイズ

47.3×35.9×37.3㎝

重量

27.9㎏

出力ポート

AC×4
AC拡張ポート×1
DC拡張ポート×1
USB-A×2
USB-C×2
シガーソケット×1

価格

285,000円

充電時間

約2時間

公式サイト

 

「性能が良くても約28㎏も持ち歩けない」と思ってしまいますが、キャスターが付いているため屋内だけでなく屋外にもスムーズに移動可能です。

高価なので購入をためらってしまう気持ちはわかりますが、10年間毎日充電したとしても工場出荷時の電離容量の70%を維持できます。

 

いざというとき普段通りの生活に近づけたいと考えている方は容量の大きなタイプのほうが良いので、購入を検討してみてください。

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ポータブル電源を購入する前に確認すべき3つの注意点

ポータブル電源はさまざまなメーカーから発売されているため、何を基準に選べばいいのか、どの容量を選べばいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

家庭ごとに電気の使い方は異なるため一概に「この商品がおすすめ」とは言えないものの、選ぶ際に確認すべきポイントは存在します。

  1. あらかじめ消費電力を把握しておく
  2. 容量が大きくなると値段が高額になる
  3. PSEマークがついているか確認する

上記の3つのポイントを抑えたうえでポータブル電源を選べば失敗しないので、購入前にかならず確認してください。

高価な買い物だからこそ失敗したくないと思うのは当然のことなので、ポータブル電源を購入する際のチェックポイントを詳しく紹介していきます。

1.あらかじめ消費電力を把握しておく

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介あらかじめ利用頻度の高い電化製品の消費電力を把握しておくと、使用時間やポータブル電源のバッテリー容量を考える際の参考になります。

そこで、どの家庭でも使われている10個の電化製品の消費電力を紹介します。

エアコン(10畳)

580W/冷房
660W/暖房

扇風機

50W(AC)

冷蔵庫

150~250W

電子レンジ

500~1500W

電気ポット

700~900W

液晶テレビ

210W

照明器具

10W/LED
40W/蛍光灯

温水洗浄便座

50W

ドライヤー

1200W

縦型洗濯機

400~500W

実際に購入した人が「バッテリーの減りが異常に早く消費電力を考えて購入すれば良かった」と後悔する人もいるため、あらかじめ消費電力を把握し計算しておくことは非常に重要です。

災害が起こると充電できない事態も想定されるので、消費電力を計算し少し余裕がある容量の商品を買うと災害時にも役立てられますよ。

2.容量が大きくなると値段が高額になる

ポータブル電源は、利用用途も多く使い勝手も良いことから機能性の高い商品が多いです。しかし、安価なモデルでも2万円台、高価なモデルは20万円以上の商品もあるため決して安い買い物ではありません。

容量が大きくなるごとに価格も上昇していくため、利用目的を決めてから購入してください。

  • 女性で重い商品は持ち運べない
    →低容量タイプ
  • アウトドアでの利用も想定している
    →中容量タイプ
  • 高齢世帯で災害時は自宅で過ごす
    →大容量タイプ

このように利用シーンや購入者の属性に応じて商品を選べば、自分の納得のいく商品を選択できます。

どこで誰が使うのか、持ち運ぶ予定はあるのかも考慮したうえで予算に応じて商品を選びましょう。

3.PSEマークがついているか確認する

PSEマークとは電気用品安全法に基づき作られた安心安全な商品である証なので、PSEマークがついていると安心して利用できます。

ポータブル電源は容量が小さい商品でも数万円はするため、せっかく購入するのであれば安心して利用できる商品を購入したいと思うのは当然のことです。

 

ひとことでPSEマークと言っても2つの種類があり、信頼性の高さが異なります。

ひし形のPSE

「特定電気用品」に付けられ、国が登録した検査機関で認証を受ける

 

丸型のPSEマーク

「特定電気用品以外の電気用品」に付けられ、自社で検査し基準に適合すれば付けられる

あまりメジャーでない商品を購入する場合は安全性が不透明なこともあり、かならずPSEマークが付いているか確認しましょう。

 

防災対策以外にも便利なポータブル電源の使い道

キャンプで大活躍するポータブル電源
キャンプ・アウトドアで活躍するポータブル電源

ポータブル電源最大のメリットともいえるのが、屋内だけでなく屋外にいても家庭同様に電源を使える点です。

防災用に購入し眠らせているだけではもったいないので、ポータブル電源の使い道を5つ紹介します。

  • キャンプやアウトドア
  • 屋外の掃除
  • 車中泊
  • 電動自転車でサイクリング
  • 天体観測の電源確保

上記の使い道はあくまでも一例ですが、場所を問わずに電力供給ができるのがポータブル電源の魅力です。

「高価な商品だから家で眠らせておくのはもったいない」と考えている方は、普段使いでポータブル電源を有効活用してくださいね。

 

ポータブル電源は幅広い用途に使え防災対策に必要なグッズ

豪雨や豪雪、地震など自然災害はいつどこで起こるかわからない昨今、防災意識が高まってきています。

しかし、非常食の準備や持ち出し袋、転倒対策をしている人は多いものの、ライフラインが止まったときの対策をしている人はごくわずかです。

ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか徹底解説!選ぶ際の5つのポイントも紹介

1度停電が起きると数日間復旧しないことも珍しくないので、万が一に備えポータブル電源を用意しておくと非常時でも普段通りの生活を自宅で送れます。

  • ポータブル電源があれば電気を供給するだけでなく心の安全も確保できる
  • バッテリーの容量や重量などを確認し、自分に合っているものを選ぶ
  • 災害時だけでなく屋外での作業やアウトドアなど幅広い使い方ができる

オプションでソーラーパネルも購入できるので、被災時やアウトドアで充電できない状況でも蓄電できます。

いざというときに身の安全を守るためにも、防災グッズの1つとしてポータブル電源の購入も検討してみてください。